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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2013.05.02

人生を変えてみせる!

兵庫の運送会社様で事故惹起者を対象とした180分研修。

関東から九州までの全事業所様から参集された約30名のドライバー様が対象。

今回は当社が日頃からお世話になっている損保会社様の主催。

本日の講師料金は損保会社様のグループで、当社が委託契約を頂いているコンサルティング会社様にご負担頂くスタイル。

運送会社様に到着後の打合せでは「とにかく厳しく指導してください!」

これが役員様からの強いリクエスト。

実際に当社が研修を担当する直前までは極限まで張り詰めたような雰囲気。

上司からの罵声に近い言葉を容赦なく浴びせられても、一言も言い返さない。

しかもやたらと礼儀正しい。

皆さん少しオドオドしているようにも感じるぐらい。

そこで私はこう考えました。

「交通事故は誰もが起こしたくないはず」

そう考えれば。

「交通事故防止研修はドライバーさんも率先して受講したいはず!」

だから。

「無理矢理詰め込むより、ひとつひとつの項目を理解してもらおう!」

「いきなりトップギア全開の研修」が頂いたリクエスト。

それでもニュートラルなポジションからの対話による研修を選択。

「だから、いつものように笑ってもらおう」

「けれど、いつも以上にメモをしてもらう」

この場所に来場されている意味はさておき、これからは安全のリーダーになってもらいたい。

事故惹起者は過去のレッテルとして貼り換えて、これからの一生(残りの人生)では絶対に交通事故に遭わないために。

私のトラックドライバー時代の事故の話や検挙された話も初めて公開。

皆さんに自らの失敗経験も活かして、安全の指導者を目指してほしい。

私なりに「あなたたちの人生を変えてみせる!」と意気込んだ研修でした。

言うまでもなく・・・。

研修とは目的ではなく手段です。

目的は交通事故防止の一点のみ。

その絶対的条件の中で私が選択した“対話”という方法は・・・。

間違っていなかったと思いたい。

ドライバーさんのやる気に満ちた笑顔を見て、役員様にも私の思いが通じたと信じたい。

 

厳しくすることは間違いではなく、厳しく感じて理解してもらうための方法があることを。

ちなみに本日は当社5回目の創業記念日。

ある運送会社の役員様から、わざわざお祝いのメールを頂きました。

ありがとうございました。

夜は所用で古巣の運送会社へ訪問。

一緒に働いていたドライバーさんから、たくさん声を掛けてもらいました。

「ウワサを聞きましたよ!がんばっているらしいやん!」

嬉しかった。

皆さんと離れていくようで、本日が5回目の創業記念日だとは切り出せなかったけど・・・。

勤務当時には上司として厳しく接することもありましたが、今でも対話ができることがなんだかやけに嬉しかった。

そんな気がした一日の終わりでした。

ありがとうございました。