便利なものは危ないもの
今月と来月に静岡の4か所で使用する研修資料を2パターン作成。
① フォークリフト操作時を含む荷役事故防止の社員研修用
② 交通事故ゼロを目指すドライバー育成に関する管理者研修用
共通のテーマは「便利なものは危ないもの」
便利なものとは時間を短縮するための乗り物や道具であることが多い。
フォークリフト作業により荷役時間が短縮できます。
ただし、荷役事故の可能性が高まります。
バラ積みは荷役時間が掛かるが荷崩れ事故は回避しやすい。
パワーゲート操作により荷役時間が短縮できます。
ただし、労災事故の可能性が高まります。
バラ積みは荷役時間が掛かるが労災事故は回避しやすい。
「便利なものは危ないもの」
歩いて何度も運ぶと時間が掛かる場合でも、自動車であれば時間を短縮
できます。
大量の輸送時には大型トラックで運べば、歩いて何度も運ぶのとは比べ
ものにならないぐらいに早く運び終えることができます。
「歩行者」と「大型トラックのドライバー」では、どちらが交通事故に
遭う可能性が高いでしょうか?
日常生活においても「階段を利用時」と「エレベーターやエスカレーター
利用時」とでは、どちらが重篤事故に遭う可能性が高いでしょうか?
「便利なものは危ないもの」
危ないものでも安全に操作するのがプロの技!
だから物流における現場のプロとは、普通の安全レベルではなく。
プロとは「危険な道具」も「便利な道具」に変えるほどの安全レベルを
有していなければならないと思います。
プロの仕事とは「飯を食っている」と語るレベルではなく。
それ以上に「飯が食える」と語られるレベルであることだと思います。
ありがとうございました。