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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2009.10.20

今朝の天声人語より

JR宝塚線(福知山線)の脱線事故に関して、下記の文章が

記載されていました。

安全対策とは、何も起こらなくて当たり前の地味な仕事だ。

 

打って出て社業を伸ばす華々しさはない。

 

その「縁の下」を経営陣が軽んずるなら、社員も同じ色に

染まるだろう。

 

とかく言われる、安全軽視の社風である。

当社が交通事故防止のご依頼を頂いて、まず確認することは

『何を重視する社風なのか』ということ。

安全を担うはずの運行管理者は、事業規模が小規模になるほど

運送会社内で配車担当者と兼務していることが多く、どうしても

『安全優先』よりも『仕事優先』になる傾向は否めない。

そして、事故発生時には加害者として扱われるドライバーですが

実は一番の犠牲者かもしれません・・・。

天声人語はこのような文章で結んでいました。

事故が起きてから安全策をとる愚を「ツームストン・セーフ

ティー(墓碑の安全)」と言う。

 

せめて悲劇を無駄にはしない。

 

その誓いさえ偽りでは、犠牲者は2度殺されることになる。

とても意味深い内容であり、当社の使命を再確認できました。

ありがとうございました。