最初で最後の“地位向上”
渡辺は埼玉の運送会社様で管理者勉強会。社内研修で使用する研修資料作り。新入社員ドライバーに先輩ドライバーが教育する場合、人により教え方が異なる傾向です。そこで。
会社として「ココだけは教えておきたいポイント」を、誰もが教える際に使える教育ツールを作成しています。
また、世界的なブームとなっているスマートフォンのゲームについて、政府もコメントを出すなど社会現象にもなりつつあります。
この時期に「もしもスマートフォンのゲームに夢中の歩行者を巻き込む交通事故を起こせばどうなるでしょうか?」
その交通事故は普段以上にマスコミに取り上げられるなど、会社としても多方面に悪影響を及ぼします。
注意喚起ポスターを作成し、点呼場所に掲示することになりました。
「ドライバーのご家族にも注意を促して、被害者にならないように」ゲームを適切に利用して楽しむことも、合わせて伝えることで一致しました。
大林は和歌山へ。往年の高校野球ファンならお馴染みの駅で下車。
荷主様が自社の工場内で開催された、輸送協力会社のドライバー研修で講師を担当。昨年10月に続き、2度目のご依頼を頂きました。
「参加している一部のドライバーの聴く姿勢が良くない場合、誰が注意すべきでしょうか? 」
荷主様に注意されたら、運送業界の地位が“もっともっと”低下します。
運送会社様が注意しなかったら、運送業界の地位は“絶対に”向上しません。
荷主様も運送会社様も注意しない時には、運送業界の地位を守るために私たちが注意します。
荷主様が、言いたくても言えないことを注意します。
運送会社様が、言うべきなのに言わないことは注意します。
ちなみに「運送業界の地位向上」との表現は、「地位が低いと認めている」ように感じるので、プロデキューブでは一切使用していません。
しかし今回のブログでは“地位”と書きました。
あえて何度も何度も“地位”と書かせて頂きましたが、今回が最初で最後です。人の話を聴く姿勢や、人と接する際の挨拶や身だしなみなどのマナーを含めた品質は“団体戦”です。
一運送会社の社内的な問題ではなく、社会からは「荷主様が容認して起用しているドライバー」として見られてしまい、お客様にも迷惑が及びます。なによりも。
研修を担当する講師が、一部のドライバーの醜態を見逃すことで、世間から「この醜態も運送業界では当たり前のレベルだから、講師はいちいち注意をしないのだろう」と思われることが悔しいのです。
運送会社のドライバーが、研修に参加している(座っている)だけで「すごくがんばっている!」と褒められることが、“運送業界を見下されている”ようで悔しいのです。終了後、荷主様や運送会社の社長様から「私どもが言うべき聴く姿勢について、代わりに注意してくれてありがとう」と仰って頂きました。
私たちの真意が正しく伝わり、安堵しました。
高柳は事務所での資料作成を終えて、夕方から移動。
その前に30分だけ立ち寄り。
通っていた高校の最寄り駅で下車。ちょうど30年前の夏。
サッカーの選手権大会大阪予選に向けて、カバンの中は練習着のみで通学していました。
本日は渋谷高校サッカー部のOB会でしたが、移動時間の関係で寄付金だけ持参して退出。敬愛する先輩に挨拶ができて、親愛なる後輩に再会できただけでも良かったです。
その足で移動再開。大きな雲の下に見える山のふもとに高校があり、グランドがありました。指差呼称確認されている姿を確認して搭乗。おかげさまで予定通りに着陸。明朝の研修地に到着しました。ありがとうございました。