「プロの運行管理者」の共通点
北薗は大阪の研修会場へ。
自動車事故対策機構様のご依頼で、運行管理者向け一般講習の講師を担当しました。
本日は127名様が受講されていました。
本来は大阪の運送会社様で専任運行管理者に就いておられる皆様が対象ですが、滋賀・京都・兵庫・奈良等の他府県からも多く受講されていました。
運行管理業務の目的は、言うまでもなく「ドライバーの交通事故防止」が狙いであること。
安全運転の教育や確認の方法について。
安全な事業所には必ず「プロの運行管理者」がいます。
「プロの運行管理者」は会話の中でも聴くことと観ることが上手な人が多いようです。
何気ない会話の中で、相手に合わせた発信と確認を的確に実践しています。
その「聴くと観る」の機会として有効活用できるのが「点呼・ミーティング・添乗指導」
安全にコストを掛けなくても「プロの管理者」によって、安全を確保できる方法があります。
コストを掛ける代わりに「声を掛ける(伝達)・手間を掛ける(確認)・時間を掛ける(継続)」
ドライバーを監視するのではなく。
ドライバーに関心を持って接して頂きたい。
特に点呼はカウンター越しに実施するのではなく。
ドライバーに近寄って声を掛けて、体調や感情を確認して、無事故を継続できるように。
管理者の安全への思いがドライバーの運転行動に映ります。
本年度の運行管理者講習で登壇するのは本日が最後でした。
降壇後に早速、次年度も継続契約とのご依頼を頂きました。
大阪の専任運行管理者の皆様、次年度もよろしくお願いします。
渡辺は神奈川の運送会社へ。
管理者勉強会のテーマはこちら。
役員の皆様が対象です。
社内の改善点を発見する視点を共有するために、現場で撮影した写真を活用。
できていないことがあれば怒るのではなく。
「なぜできないのだろう」「どうすればできるだろう」と考えて、できるように改善を実践するのが管理者以上の指導者の役割。
「点呼時のドライバーの送り出し方を変えてみる」
「まずドライバーに感謝、そしてドライバーがこの会社で仕事ができることに感謝してもらえるように」
「できていない理由」を「できる環境」にする方法と決意をご発表くださいました。
ドライバー研修のテーマは国土交通省告示第1366号より「危険の予測及び回避」
危険を数多く深く早く探す方法について。
危ないと思えば、「近づかない」や「減速や停止して確認」等の安全行動に移ることができます。
本日は雨が降っておりましたので、雨の日に注意すべきことを確認。
スピードや車間距離は降雨時だけでなく、プロとしていつものこと。
プロだからこそ気にする「危ないこと」を知り、プロだからこそできる対処をするのがプロ中のプロ。
月次の継続開催の成果とは、決意表明の文面にも顕著に顕れるものです。
その決意表明の文面の変化(=進化)を、社長様も喜んでおられました。
大林は大阪で搬入作業。
移動時にはプチ添乗指導。
信号待ち停車時の車間距離確保。
助手席側の窓開け音確認など実践されていました。
はじめて会ったドライバーとでも。
車内では安全や仕事に関する会話が弾みます。
その本音の会話ができるのが、添乗指導の最大の特長です。
そして高柳は東京オフィスで粛々と。
ありがとうございました。