5月2日は設立記念日
渡辺は神奈川の運送会社様へ。
まずはドライバー研修。
ゴールデンウィーク対策として、渋滞などによるイライラ(=心理的要因)や、陽気による居眠り運転(=生理的要因)などへの対処方法をお伝えしました。
追突事故の防止に向けては、車外の脇見と車内の脇見について。
特に車内の脇見には煙草への着火やスマートフォンへの着信確認などの無自覚の脇見が多くなるもの。
「脇見をしない」ではなく「脇見ができない」ような安全対策を提案。
管理者勉強会のテーマは「ルールを守るドライバーを育てる」
社内ルールの伝え方について情報提供を行いました。
駐車場のトラックを拝見したところ、目に見える進化がありました。
法律では決まっていないことや、お客様から言われていないこと。
それが社内ルールの対象であり、他社との違いが「見えるこだわり」です。
「社内ルール=こだわり」の項目は、「全員で取り組める・誰にでも簡単にできる・成果が誰にでも見える」ことから始めることがお勧めです。
大林は兵庫の運送会社様へ。
ドライバー研修のテーマは国土交通省告示第1366号より「適切な運行の経路とその道路交通の状況」
貨物自動車運送事業法の意義や輸送安全規則について。
車格によりチャート紙を含む運行記録計の装着が義務化となっていますので、正しい使い方と見方を再確認。
「交通事故は休み明けの発生が多い」とするならば、その理由は?
休日の過ごし方もプロであればこそ求められる範囲です。
プロ野球選手やプロサッカー選手など、プロと呼ばれる職業に就く人は皆、休日やシーズンオフの過ごし方等の準備により、本番(試合)での成果を求められるのと同じことです。
さて、本日5月2日はプロデキューブの設立記念日。
今から9年前の設立の日。
後ろを振り返ることなく。
上を目指すわけでもなく。
横を見る余裕すらもなく。
ただ前だけを見ていた日。
9年前の今日、設立の日の唯一の仕事は銀行で口座を開設することでした。
しかしながら・・・。
緊張からか銀行では社印を上手く押せずに、用紙を何枚も書き直すことに。
銀行員の皆様は内心「こいつ大丈夫か?」と笑っていたことでしょう。
銀行員の皆様以上に「これで大丈夫か?」と不安になったのは私です。
そんな設立当時でしたが、この9年間を振り返ってひとつだけ自慢できること。
それは、担当している仕事の提供業種と提供内容が設立当時から変わらず、ぶれていないこと。
まずは創業(独立)して、事業の可能性を見ながら主たる事業を選定して、軌道に乗れば設立するのではなく。
事業の方向転換はせず、設立(卒業)当時から歩んできた道のみを進んでこれたこと。
おかげさまで、多くの皆様とのご縁とご理解とご協力の上で、やろうとした仕事を続けられています。
ホームページ開設と同時に2008年10月1日から始めたこのブログも、本日が2,835回目の更新。
2013年6月7日から隔週掲載で始めたコラム「運送・物流会社の管理者のための安全・品質向上講座」も98回目を執筆中(著者プロフィールが少々古い情報のままなのはご愛嬌)。
続けることしか能がないと言われればそれまでですが、続けることで見えた世界や得た情報、続けたことで会えた人もたくさんいました。
しかしながら人生に例えれば9歳で、小学3年生のプロデキューブ。
背伸びをして上を目指すよりも、ぐっと腰を落として前だけを見て。
よい意味で大人にならず、これからも時に「やんちゃ」に。
前だけを見て進んでいくことを、続けていこうと思います。
もしも迷ったら。
設立の日が5月2日に決まった理由を思い出しながら。
ありがとうございました。