ほぼ毎日更新中!
プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2017.05.02

5月2日は設立記念日

渡辺は神奈川の運送会社様へ。

まずはドライバー研修。

ゴールデンウィーク対策として、渋滞などによるイライラ(=心理的要因)や、陽気による居眠り運転(=生理的要因)などへの対処方法をお伝えしました。

追突事故の防止に向けては、車外の脇見と車内の脇見について。

特に車内の脇見には煙草への着火やスマートフォンへの着信確認などの無自覚の脇見が多くなるもの。

「脇見をしない」ではなく「脇見ができない」ような安全対策を提案。

管理者勉強会のテーマは「ルールを守るドライバーを育てる」

社内ルールの伝え方について情報提供を行いました。

駐車場のトラックを拝見したところ、目に見える進化がありました。

法律では決まっていないことや、お客様から言われていないこと。

それが社内ルールの対象であり、他社との違いが「見えるこだわり」です。

「社内ルール=こだわり」の項目は、「全員で取り組める・誰にでも簡単にできる・成果が誰にでも見える」ことから始めることがお勧めです。

大林は兵庫の運送会社様へ。

ドライバー研修のテーマは国土交通省告示第1366号より「適切な運行の経路とその道路交通の状況」

貨物自動車運送事業法の意義や輸送安全規則について。

車格によりチャート紙を含む運行記録計の装着が義務化となっていますので、正しい使い方と見方を再確認。

「交通事故は休み明けの発生が多い」とするならば、その理由は?

休日の過ごし方もプロであればこそ求められる範囲です。

プロ野球選手やプロサッカー選手など、プロと呼ばれる職業に就く人は皆、休日やシーズンオフの過ごし方等の準備により、本番(試合)での成果を求められるのと同じことです。

さて、本日5月2日はプロデキューブの設立記念日。

今から9年前の設立の日。

後ろを振り返ることなく。

上を目指すわけでもなく。

横を見る余裕すらもなく。

ただ前だけを見ていた日。

9年前の今日、設立の日の唯一の仕事は銀行で口座を開設することでした。

しかしながら・・・。

緊張からか銀行では社印を上手く押せずに、用紙を何枚も書き直すことに。

銀行員の皆様は内心「こいつ大丈夫か?」と笑っていたことでしょう。

銀行員の皆様以上に「これで大丈夫か?」と不安になったのは私です。

そんな設立当時でしたが、この9年間を振り返ってひとつだけ自慢できること。

それは、担当している仕事の提供業種と提供内容が設立当時から変わらず、ぶれていないこと。

まずは創業(独立)して、事業の可能性を見ながら主たる事業を選定して、軌道に乗れば設立するのではなく。

事業の方向転換はせず、設立(卒業)当時から歩んできた道のみを進んでこれたこと。

おかげさまで、多くの皆様とのご縁とご理解とご協力の上で、やろうとした仕事を続けられています。

ホームページ開設と同時に2008年10月1日から始めたこのブログも、本日が2,835回目の更新。

2013年6月7日から隔週掲載で始めたコラム「運送・物流会社の管理者のための安全・品質向上講座」も98回目を執筆中(著者プロフィールが少々古い情報のままなのはご愛嬌)。

続けることしか能がないと言われればそれまでですが、続けることで見えた世界や得た情報、続けたことで会えた人もたくさんいました。

しかしながら人生に例えれば9歳で、小学3年生のプロデキューブ。

背伸びをして上を目指すよりも、ぐっと腰を落として前だけを見て。

よい意味で大人にならず、これからも時に「やんちゃ」に。

前だけを見て進んでいくことを、続けていこうと思います。

もしも迷ったら。

設立の日が5月2日に決まった理由を思い出しながら。

ありがとうございました。