20年前の今日
朝8時、私は自転車に乗って運送会社の営業所へ到着。
そこには『高柳君へ』と殴り書きされた箱がひとつ。
箱を開けると真っ黒でまっさらの安全靴。
ほどなくトラックが到着し、サングラスを掛けたドライバーが
私に窓越しでこう言ってきた。
「タカヤナギってキミか?アンタ今日からワシの助手らしいで。」
言われるがまま助手席に乗り込み、加西市へ配達に向かった。
この情景は今からちょうど20年前。
1990年5月31日の出来事で私が物流業界にデビューした瞬間。
あれからちょうど20年。
勤めさせて頂いた18年間に経験したことは間違いなく私の財産。
独立してからのこの2年間で新たに経験できたことは10倍以上。
近頃は思うようにならないこともある。
「まだまだ大きなモデルチェンジと何度もアレンジが必要」だと
痛感したり、理想と現実のギャップや劣等感に襲われて落ち込み
そうになることもある。
しかし、私は反省を糧とし悔しさをバネにする生き方が性に合う
タイプ!
「絶対に見返したるねん」と強く思うほど力を発揮できるタイプ!
私がそのようなタイプであると信じたい(笑)
ちなみに、あの日の安全靴を今でも大切に使わせてもらっている。
20年間、現場で一緒に戦ってきた“戦友”であり、今までの私を
見届けてくれた証人でもあり、かけがえのない私の財産。
さぁ 来月も地に足を付けて勝負!
ありがとうございました。