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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2010.06.07

“おまじない”であり“合言葉”

先日訪問した運送会社の社内の雰囲気は殺伐としていた。

「この息苦い雰囲気は何?」って観察しながら社内の会話を

聞いていると『ありがとう』って言葉が少ない。

『ありがとう』って言うべき場面で黙り込んだり、目をそらしたり。

『ありがとう』って言葉が出ないから、『すみません』って言葉も

出ない。

当然ながら『こちらこそ』や『おかげさまで』って労いや感謝を

伝える言葉も聞こえてこない。

ただひらすら目の前の狭い担当領域にしがみついて、聖域を

死守しようとしている管理者。

ドライバーに対しては威圧的でごう慢な接し方になってしまう。

ドライバーは心の中で反発し、「わかりましたか?」って言われて

「ハイ」と答えているが、全く理解しようとしていない。

素晴らしい取り組みを行っていても交通事故や品質クレームが

減らない場合は伝え方の問題。

管理者のコミュニケーション能力(伝え方)が事故発生状況に

比例している。

社内でコミュニケーションの練習(実践)を積んでいないので、

社外者に対しても同様の接し方しかできない。

そのような方々から聞こえてくるのは愚痴と悪口と自慢話・・・。

感謝の反対語は当たり前。

現在の状況は何事も当たり前だと思っているのでしょう。

事故が無いのが当たり前と思ってしまうと事故は減らない。

管理者、ドライバーともに感謝の気持ちで接しましょう。

ドライバーに『ありがとうございます』って言える管理者。

管理者に『ありがとうございます』って言えるドライバー。

『ありがとう』って言葉は交通事故防止の“おまじない”であり

“合言葉”。

私は『ありがとう』って言葉を出せば出すほど、自分の思いが

相手に伝わり、自分の夢が叶うと信じてやまない。

だから毎日唱えています。

ありがとうございました。