抜き打ち現場訪問
私が顧問先様を訪問する際、綿密な打合せを要する場合を除き、
基本的には「抜き打ち」で訪問しています。
それは、抜き打ち訪問に対して現場では取り繕えないからです。
例えば月曜日に「ドライバーの制服の正しい着用」について協議
して社内ルールを取り決め、やる気が有りそうに見えた管理者様。
翌日に抜き打ちで訪問してみると、その管理者様自らがランニン
グシャツ姿で構内をウロウロしていてショックを受けたことも。
「先ほどまで荷降ろし作業をしていて汗ビッショリになりまして」
などと言い訳をされる人などは、まだ見込みが有る方でして(笑)
「正しい挨拶で来客への応対マナーアップ」に取り組むと宣言した
管理者様が、私が玄関の扉を開けても自身の事務仕事を優先されて
“無言の応対”で迎えられたことも・・・。
決めたこと(ルール)を現場で「いつでも・どこでも・だれでも」
実行しているかを観察した結果で良否を判断すべきだと思います。
付け加えて、管理者様ご本人がルールを守っていてもドライバーに
発信して守らせていないと、その人のリーダーシップ能力に疑問を
抱いてしまいます。
本日は運送業ではないが、かなり多くのトラックを所有されている
企業を訪問。
配送担当者が出先で起こすヒューマンエラーについて、同じような
お悩み事があるようでした。
労災事故につながる「荷台からの飛び降り行為」をルール上で禁止
しているにも関わらず、同様の労災事故が無くならないなど・・・。
その対策として、当社が日頃より運送会社様向けにお願いしている
ことをワンポイントアドバイス。
早速ご採用されるとのこと!
運送業界で培った当社の事故防止ノウハウが、どこまで“人”を
動かすことができるのか・・・これから楽しみです!
ありがとうございました。