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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2010.11.28

イスを机の中へ入れましょう

「日頃のドライバーの行動や言動により運送会社全体のイメージが決まる。」

「クレーム発生時には日頃のイメージが連動して、些細なミスでも取引関係

悪化に直結することがある。逆に重大なミスでも救われる場合もある。」

「良い意味でも悪い意味でも皆さんの行動を見られていると認識しよう。」

「今日は客観的な目線で自身の第一印象や行動を一緒に見つめ直そう。」

このようなお話をしてスタートした大阪の運送会社様での講習会。

身だしなみや第一印象に関する講習ですが、この手の指導をはじめて受ける

ドライバーが多く、キョトンとされていたりうつむいている方も少なくない

状況でした・・・。

しかし!

この冷ややかな!?状況から、いかにして「意識の変化」だけではなく

「行動に変化」をもたらすのかが当社の使命であり、提供している教育

サービスの真価が問われる部分。

私は、身だしなみのチェック時に「恐れ入りますが全員その場でご起立

下さい。」とお願いした後に、必ずこう付け加えるようにしています。

「席を立ったらすぐにイスは机の中へ入れて下さい!」

ここで数秒間、“全員”がイスを片付けるのを待ちます。

そうすると皆さんイスを机の下へ片付けてくれます。

『席を立つ時にはイスは机の下へ入れる』

こんな小さな基本行動ですが、全員で一斉に取り組むと見栄えが全く違い

ます!(ぜひお試し下さい)

本日の講習会では開会時に全員起立の号令の後「よろしくお願いします」と

唱和。

その際にはイスを机の下へ入れる人はほとんどいなかったのですが・・・。

私からの講習が終わり、閉会時にも同じく全員起立の号令がかかった時には

50名様全員が、ごく自然な流れでイスを机の下へ入れてくれていました!

そして全員で「おつかれさまでした」と気持ち良く唱和。

私にとっては「やった!伝わった!」と思える瞬間でした。

交通事故防止は「当たり前のことを当たり前にやり続けること」が基本行動

であり「小さな行動ルールさえも明確にして、全員で守ることの積み重ねが

無事故に繋がる」と思います。

「正しいことをわかりやすく伝える。相手の意識だけでなく行動を変える。

管理やコミュニケーションによって正しい行動を継続させる。」ことが重要

です。

だから一番大事なことは「伝えること(伝える力)」だと役員様に説明して

会場を退出しました。

帰社する道中に、仕事で使用している自家用車のタイヤ交換へ。

ささやかながら安全への投資?であり、当社でも「冬期対策」が完了(笑)

ありがとうございました。