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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2011.05.18

真の改善活動がスタート

受講者様のアンケートにより講師が評価されることはありますが、講師が

受講者様を評価することはございません。

もちろん、依頼主様側(受講者様)に様々な問題や課題があるから研修を

依頼される場合も多く、研修講師として少々のことであれば理解や我慢を

して受け入れるべきです。

そう思っていました・・・今日までは。

今日は大阪の運送会社様が開催されたドライバー研修会で、全員受講を

目的に全5回講師を担当(①09:30 11:30 13:30 16:00 18:00

依頼されたテーマは「選ばれる運送会社になるために」

残念ながら、ある回に受講されていた数名のドライバーさんのマナーが

極めて良くない。

腕を組んだり足を組んでふんぞり返るなどの座り方をはじめ、携帯電話を

マナーモードにしていないなど決して“聴く姿勢”とは言えない状況。

挙句の果てには私から乱れた服装を指摘しても無反応。

このような状況でも同席されていた管理者様が注意しないので、代わりに

私から一喝!

(創業してからはじめて、仕事中に堪忍袋の緒が切れた音が聞こえたよう)

『子どもでもできるようなことができないのであれば、選ばれる運送会社に

なるなんて、あんたらは百万年掛かっても無理や!』

『あんたらが「今のままでええねん」と思って変わろうとしなくても、

他社がレベルアップしているからいずれ世間から淘汰されてしまうぞ!』

『「変化=進化」をしようと取り組んでいる他のドライバーさんの邪魔を

するな!』

他にも『真剣にやれや!現実から逃げるな!』など、色々と大声で叫び

まくったと思いますが、はっきりとは覚えていません。

そして研修プログラムを途中で打ち切りました(こんな事ははじめて)。

 

同席していた管理者様はすぐに「私の指導不足です」と謝ってきました。

その後、私の怒りの原因を作ったひとりのドライバーさんが話し掛けて

きました。

「さっきはあんな態度をしてすみませんでした。真剣に叱ってくれて

ありがとうございました。おかげで目が覚めました。こらからもよろしく

お願いします。」

今日はこの一言に救われた気分です。

同時に、選ばれる運送会社を目指す真の改善活動がスタートしました。

ありがとうございました。