木金休業と共同配送
月末の本日、物流業界に関係する大きな記事が二つ。
一つ目は、夏の電力使用量を抑えるため自動車業界が一斉に導入する
「木金休業」が始まったとのこと。
電力使用量が多い木金に工場を休みにするかわりに土日に操業し、需要
ピーク時の電力不足を緩和するらしい。
異業種の荷主を交えた運行を行っている運送会社様にとっては、荷量が
変わらないままで「毎日稼働」になり、運行効率の低下やドライバー
さんの拘束時間超過に繋がるのでは・・・。
二つ目は、アサヒビールとキリンビールが今秋以降にビールなどの共同
配送を行うとのこと。
首都圏の一部で、トラックに両社の製品を積んで納品したり配送拠点を
融通しあうなど配送の効率化を目指すらしい。
両社ともに“物流子会社さん”がお有りで、その傘下ではそれぞれ多くの
運送会社様が仕事をされているはず。
仕事が半分になり、“勝ち組”と“負け組”が分かれるのでは・・・。
このように荷主様の動向により経営状況に影響を受けやすい運送業界。
自前の努力で少しでも収益を改善できるよう、「安全・品質・環境と提案型
営業」への取り組みをサポートすべきと強く感じた6月でした。
ありがとうございました。