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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2011.10.11

「異常なし」の報告

社員研修会の打合せに訪問した運送会社で、安全担当役員様が

頭を抱えてながらこう仰っていました。

「交通事故が減らないんですわ・・・」

私には「社員が交通事故防止に本気で取組んでいない」ことも

嘆いておられるように思えました。

おそらく現場からは「事故発生時のみ安全担当役員様に報告が

入る状態」ではと察します。

交通事故が発生した時のみ機能する安全管理部門は、事故処理

(=事後処理)を行う機能でしかなく、本来の交通事故を防止

する職責が果たしにくくなります。

そこでお勧めなのは現場から「異常なし」の報告を義務付ける

こと。

報告方法は点呼簿に記入するもよし、電話やメールで報告する

のもよし。

日々のことですから、互いに手間を掛けずに意思疎通ができる

方法を選択することも継続性や効果を高めるポイントです。

「異常なし」の報告を日次で行うことで定期的な会話の機会が

生まれ、些細なことでも報告が入る“パイプ”がつながります。

「異常なし」の報告を受けた上司は、安全への感謝の気持ちと

現場への労いの言葉を掛けることで「安全第一の社風作り」に

つなげる機会を得ることができます。

「本日は異常なし」もしくは「昨日は異常なし」

シンプルで短い報告業務なので、ぜひお試し下さい!

ありがとうございました。