バック事故を撲滅する運転方法
大阪の運送会社様で管理者研修×2回&ドライバー研修×1回。
共通のメインテーマは「絶対に!バック事故を撲滅する運転方法」
バック事故でドライバーさんの身体を傷つけることは少ないのですが
他の事故形態と比較して事故処理が少々厄介です。
それはこんな理由から。
運行中にバックギアを使用するのはほとんどが「積み地or配送先」。
つまり、バック事故が発生する場所の多くは「積み地or配送先」。
関係先の構内で事故が発生すれば、通常の警察や保険会社への連絡だけ
でなく「荷主様への報告義務」が発生します。
これは自社の安全性低下を荷主様に露呈するような行為とも言えます。
報告を受けた荷主様は、自社や自分は悪くないのに「当社の運送便が
ご迷惑を掛けまして・・・」と関係先に謝罪されます。
これでは荷主様に相当なストレスを与えてしまいます。
ドライバーの立場的にも関係先の構内で事故処理を行うのは、公道での
追突事故と同様もしくはそれ以上に恥ずかしいもの。
前を向いて500㎞の距離を無事に走行して目的地に到着しても、構内で
たかだか5mほどバックする時に事故が発生するのです・・・。
目的地までの距離が長ければ長いほど、とても残念でがっかりです。
荷主様を巻き込むバック事故の損失とバック事故に対する憎しみにも
似た悔しさは、全部書き出せばきりがないのでこれぐらいで止めとき
ます。
本日の研修を受講された皆さんは、私が研修内で提案した運転方法を
ぜひお試し下さい。
管理者の皆様も社有車はもちろん自家用車でもお試し下さい。
運転技術の向上のために!荷主様に不要なストレスを与えないために!
ありがとうございました。