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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2012.02.03

あきらめません!

新人ドライバーさんで特にお若い方とはこのような会話をする

ことがあります。

「なぜ運送会社に入社したの?」

すると「車が好きだから」とか「運転は苦にならないから」と

お答えになるドライバーさんがいらっしゃいます。

私はいつもこう続けます。

「自家用車でドライブに行くのと、仕事としてトラックを運転する

には大きな違いがありますよ」

それは「大雪の時でも出発を取り止めることができないってこと」

荷主様が送り状に書かれた行き先と到着指定日時に向けて、出発

しなければならないのです。

たとえ地元の方々が外出を控えるような大雪の中ででも・・・。

こんなこともあります。

ドライバーさんを対象とした研修を実施する場合は受講者様が

大人数であることが多く、お顔とお名前が一致しないことも。

何度も研修を担当するうちに、何かのきっかけで「○○さん」

とお名前でお呼びすることができることも。

お名前でお呼びすると親近感が湧くことと同時に、心配にも

なります。

例えば事故発生のご連絡を頂いた際、その惹起者名が知って

いるお名前でないことを祈ることもしばしば・・・。

残念ながら本日は雪による事故発生のご連絡が入りました。

中国地区では単独事故を起こして停車中の車に追突。

北陸地区では構内で雪の山に後突。

さぞかし怖かったでしょう。

さぞかしびっくりしたことでしょう。

ご本人様が落胆される気持ちを考えると、いたたまれなくなる

のと同時に、自分の無力さが歯がゆくなります。

私は、「良い人をも巻き込んでしまう交通事故が本当に憎い」

事故が発生するたびに、その思いが強くなっているような気が

します。

たとえ軽微な事故であったとしても発生した事故を重きと捉えて、

類似事故の撲滅を呼び掛けること。

地道な対策ですが、管理者様と一緒に取り組めることがあります。

軽微な事故のうちに次の対策を講じることで、重大事故を防ぐ

ことができるはず。

この警笛に気付き、警笛を大きな音で鳴らして安全行動を促す

ことが当社にできること。

私の思いが管理者様に伝わり、管理者が自らの思いとして発信

することで必ずドライバーの運転行動を変えることができます。

私は交通事故が本当に憎い。

だから私は交通事故の撲滅を決してあきらめませんから。

ありがとうございました。