管理者向け研修のきっかけ
本日届いたある運送会社の社長様からのメールには「商品事故が発生した上、
発生現場での当該ドライバーの事故処理態度に対して大きなクレームになった」
とのこと。
私から下記内容のメールを返信しました。
私は最近、物流品質というものは「人の品(考え方)と作業の質(行動)」だと
痛感しています。
だから作業方法を教えるだけでは品質向上活動とは言えず・・・。
結果的に商品事故は減っても、一番厄介なマナークーレムが減らない。
だんだんマニュアルで制定した範囲や何度も教えたことしか実践しなくなる。
例えば「事故をせずに目的地に向かってトラックを前進させているだけ」の
状態・・・。
「品とはマナー」と称されることがありますが、私は「品とは考え方」だと
思っています。
『自分の立場(使命)を考える』
『相手の立場(期待)を考える』
『周囲の立場(ニーズ)を考える』
自分主観ではなく、自社やお客様の立場にたって考える(判断する)ことが
行動の第一歩であるとも思います。
そして。
社員の社歴が長くなるほど給料が上がる(上がるべき!)のは、社員の価値が
上がっていくから。
価値で給料が稼げないのなら時間で稼ぐしかない・・・。
しかし、時短推奨のこのご時世には通用しません。
ドライバーを含む社員の価値とは「品と質」
質(作業や仕事)の前に、品(正しい考え方)の指導が大切です。
会社は社員の品と質を向上させる場所(道場)であり、先生役は管理者様。
よって。
『管理者様の育成が輸送品質の向上には不可欠だと思います。』
ということで、こちらの運送会社様で今月管理者向け研修を担当します。
ありがとうございました。