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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2012.07.29

今朝の天声人語に掲載されていた“生き残りの条件”

今朝の天声人語は、いま全国で25万台が走る日本のタクシーが、

この夏で100年になるという話題。

当時の初乗り金額が今なら数千円という高さだが、実用の足として

繁盛し、運転手は詰め襟に乗馬ズボンの粋な制服で、給料も破格で

新時代の花形職種だったらしい。

現在は規制緩和の末に業界は過当競争にあえぎ、運転手の平均年収

300万円に届かず過労ゆえの事故も多く、若い人は長時間労働を

敬遠しドライバーの平均年齢は57歳に達するとのこと・・・。

最後はこのように締めくくられていました。

足腰の弱まる高齢化社会で、タクシーの公共性はますます高い。

「地理に明るく・技術に優れ・愛想もいい」そんな当たり外れのない

サービスは、ハンドルを握る者の暮らしが安定してこそだ。

新世紀に生き残るのは、目先の利益より運転手を大切にする会社に

違いない。

「これは運送業にも通じる話」と肝に銘じながら、9時から大阪の

運送会社様でドライバー研修の講師に臨みました。

私は運送会社の安全への思いはドライバーへの思いであると考えます。

交通事故発生時に一番不幸になるのはドライバーですから。

だから、ドライバー思いの運送会社ほど交通事故防止に取り組まれて

います。

こちらでは日曜日の朝にも関わらず、社長様をはじめ全役員様と

全管理者様がドライバー研修に最前列で参加されている・・・。

ドライバーの安全を強く願う思いに包まれる中で、今月40回目の講師

対応が無事に終了。

ありがとうございました。