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プロデキューブログ

〜運送会社の改善活動を現場目線&客観的視点でレポート〜

公開日:2012.12.11

三行報告になっていませんか

交通事故防止に“取り決め”を行っている運送会社様は事故が減らない。

交通事故防止に“取り組んで”いる運送会社様は確実に事故が減る。

その対策を含む過程の違いは随所に表れます。

事故惹起者が記入する「交通事故報告書」もそのひとつ。

仕事柄、各社様の報告書を拝見する機会が多いのですが・・・。

・詳細な見取り図もなく。

・事故発生時の天候や道路状況が未記入で、発生日時の時間すら不明瞭

・事故発生前の運行状況に関する情報もなく

・「自分のせいではない」と思っているのか、管理者のコメントもなく

・ドライバーの反省のコメントや反省の気持ちを表す丁寧な文字もなく

・「弁金を負う」腹立たしさからか、ドライバーの反省コメントもなく

最も目につくのは・・・空欄。

次に目につくのは・・・「これから事故をしないように気をつけようと

思います」とのドライバーの抽象的なコメント。

ほかには「緊急ミーティングを開催予定」と書くだけでミーティングの

議事録を追報することもなく。

それらの中途半端な報告書にも、管理者のテキトーな捺印をして完成。

これでは弁金支払いや給与控除の事務手続き行うための「費用報告書」

・事故発生状況は「意味不明」

・原因は「すみませんでした」

・対策は「これからは気を付けようと思います」

これではまるで、三行広告ならぬ三行報告(笑)

当社には事故ゼロを目指すための「事故報告書フォーマット」が

ございます。

特徴は・・・。

・記入する項目が多くて作成時間を要するために、とにかく面倒

・特に管理者(運行管理者を含む)の記入欄が多い

・事故の原因を何度も掘り下げて考えることを求める

・失敗(交通事故)を元に気付いた対策→社内の安全ルールに制定

『言うまでもなく事故報告書とは至高の“安全教材”です』

その“安全教材”には多くの費用(事故処理の直接費用と間接費用)

だけでなく、全ドライバーの命や生活が掛かっていることをどうか

お忘れなく。

ありがとうございました。